11月15日(火)はRRMC例会の日でした。

本日は9名の参加者中、8名の方が発表されたようです。

今回の結果は、

1位:岸本 道明さん、20点
2位:福島 信男さん、15点
3位:石田 隆信さん、12点
3位:深井 洋正さん、12点
3位:馬島 正尚さん、12点

となりました。

1位の岸本さんは、『リピート・ハンカチーフ・バニッシュ』。
2位の福島さんは、観客3人が選んだカードだけが裏返るトリック。
3位の石田さんは、藤原邦恭 氏の『魔の予言コイン1』と『藤原メソッド 紙コップ ベーシック編』。
同じく3位の深井さんは、バンコク産のタイ(鯛)のマジック。(深井さんの自作)
同じく3位の馬島さんは、RYOTA氏の『Wonder SiB -Silk in Balloon-』。

をそれぞれ演じられたようです。

岸本さんは、例のギミックを使用されて『リピート・ハンカチーフ・バニッシュ』を演じられた
ようです。確かに、コインの出現消失ができるのであればシルク系も十分できそうだなと
思いつつ…まぁ私はその"例のギミック"を全く知らないんですけどね(^^ゞ(笑)
福島さんのマジックは、カードマジック入門辞典の『魔法の絨毯』の応用的なトリックかな
と勝手に想像。(4×4ではなく、4×3のマトリックスだったようです)
石田さんの演目は先日の《マジックマーケット2022年秋》で発売されていた藤原邦恭 氏
の冊子『世界で一番やさしいクロースアップ 研究』の掲載作品だそうです。

ちなみにオンラインで私もマジケには参加していたのですが、一般的な(?)マジック系を
離れたところの商品を購入して楽しんでます(^^)(笑)
今田航平 氏の『カードマジックの果て』の中に出てくる技法なんかは、昔、マジシャンず会
で たっきぃが演じていた"ダウト技法"と発想がほぼ一致していて、もしもあのまま研究を
深めていたらこんな感じになったのかなぁと想像しながら読んでみたり。
久米克弥 氏の、マジックそのものを図解や数学(情報理論)から考察していく読み物も、
個人的に同じ様な切り口で思うところもあり興味深く読ませてもらいました。

私自身の思うところとしては、マジックそのものをしっかりと定義付けることで、今は感性
に頼っている"マジックの品質"の評価を定量化できるのではないかと考えています。
良いマジックとは?(個人的には良いギミックとは?)という指標を何らかの形で見える化
することができれば、マジックの捉え方の変化や研究がより進みそうな気がしています。
将棋の指し手がAI評価値で良し悪しがある程度分かるようになって、プロ棋士の戦術の
研究が進んだり、将棋を観る人たちに先手後手の優勢劣勢がすぐ分かって、AIが示した
次の1手を棋士が指すかどうかリアルタイムで観る楽しみが新しく出てきたりしたように。

…まぁでも手品は、あまり一般の人がマニア目線になっても困りますけどね(^^;(笑)
選んだカードがジョーカーの間に挟まれている確率72%、術者の内ポケットに入っている
確率11%とか示されたら、確率が低い方の演出ができないとマジシャンに対する観客
の評価が下がってしまいそう(^^ゞ 本来どっちでも驚くはずなのに、先が予想されると、
より確率の低い方を期待してしまいますもんね…。まぁでもある意味、不思議を追及する
という意味では正しいプレッシャーなのかもしれません。
(逆にマジシャンはその指標を元に、観客から見える怪しい動作をできるだけ無くせるよう
にトリックの改案を進めていくんでしょうね。それは何となく楽しそうな気も◎)

あ、最後に将棋繋がりで、藤井5冠が竜王戦で防衛を果たしましたね!
(去年は竜王を奪取して4冠だったのにもう今年は5冠とか…本当に強過ぎです…。。)

P.S.
【RRMCメンバーの方々へ】
これまでのRRMCの点数はWebで配信されています。 ⇒コチラからどうぞ!
(IDとパスワードは例会でお伝えした通りです)