いつから考えていたのかもう忘れてしまいましたが、前々から、"スプレッドしたデック
をターンオーバーする動作で観客が選んだカードを抜き出す"というコンセプトを元に
全自動でカードを抜き出せないかという自身のプロブレムに挑戦していました。

過去には、スベンガリNo.23に『The Catcher in the Turnover』の名前で、1つの解答
を示す作品を発表しましたが、やはり理想は演者が何もせずにギミックが全てを解決
することだろうという信念(?)をもって、何とかそれを実現する方法を考えていました。

・・・ただ、正直、解決することは不可能なんじゃないかと思っていました(^^;
何故ならマジックとして成立させるためのギミックへの制約が厳し過ぎなので。。。

1.ターンオーバーの性質上、ギミック部分はある程度薄く・軽くないといけない。
⇒厚みや重みがあるとターンオーバーしづらい、かつ、見た目にも違和感が出る。

2.カードへ加える"力"をギミック上で保持・供給しないといけない。
⇒ターンオーバーの状態から演者が何もせずにカードを取り出す為にはどこからか
何らかのエネルギーが必要。

3.ターンオーバーした時だけしか動作してはいけない。
⇒スプレッドの状態で動作すると困る。何らかのロック/アンロック機構が必要。

全自動ギミックは少なくとも上記の3項目を【全て成立】させる必要があります。
しかしながら普通に考えてどれもトレードオフの関係です。なおかつ上記はあくまで
ギミックだけの話で、マジックを成立させるにはセットの簡単さや演技上での扱い易さ
など他の要素も絡む話になるので、さらに制約が増えることになります・・・。

・・・いや、もう、本当に無謀なプロブレムだなと自分でも思っていました(^^ゞ

でも、人間ってスゴイですね。
長い間、真剣に考えて試行錯誤を続けていたら急に解決策が思い付きました(笑)
久しぶりに"閃いた!"感がありました(^^)

まだプロトタイプですが、ターンオーバーでカードが出てくる瞬間が本当に楽しい☆

来週のIBM大阪リングのイベントで初披露しますので、お楽しみに!

P.S.
益田さんに提供したら商品化して貰える・・・かも?(笑)