21日(火)はRRMC例会の日でした。

最近は、何を演じようかというよりも、原稿締め切りの迫っている『スベンガリ』に何を
書こうかという方に意識が向いていましたので、2日前の日曜日に家でぼーっと何が
良いかを考えておりました。書けるネタが無いわけではないのですが、解説が複雑に
なりそうだったり、まだちょっと難アリかと思えるようなものだったりで、手持ちにある
ネタではちょっと厳しいなぁと。なので『スベンガリ』用に、原稿作成が簡単でそれなり
にマニア的な要素もあるトリックを考えようと思い立ちました。
で、導き出された答えは"セルフワーキング"でした。2~3年ほど前にRRMC向けに
試行錯誤した時の資料がPCに残っており、そこから新しい原理を発見して創作。

ただ、これがマニアにウケないとダメなので、その判定を今日のRRMCで行おうと。
入賞したら原稿に書いても怒られはしないだろうと(笑)いう判断です(^^ゞ

というわけでいつも通り自転車で会場へ。
今日は13名の参加者中11名の方が発表されました。

今回の結果は、

1位:石田 隆信さん、25点
1位:中川 修さん、25点
3位:赤松 洋一さん、19点
3位:とうそん(私)、19点

となりました。
今回は同点で1位と3位が各2名ずつという珍しい結果でした。

石田さんが久しぶりに1位を取られたような気がしたので、RRMC点数表アーカイブで
確認してみたところ2015年の2月17日の例会(藤原邦恭さんのセルフワーキング
マジックの改案を演じられていました)以来、ちょうど例会2年ぶりの1位でした。
今回、石田さんが演じられたのはロープとシルクの手順でした。70年以上前に考案
されたものを改案されたそうで、その歴史の古さにRRMCメンバーも驚嘆でした。
ただそのトリックは全く色褪せることなくシンプルで不思議でした。
ちなみにこの改案されたトリックは『スベンガリ』に掲載されるそうです。

同じく1位の中川さんはブロックの貫通現象を演じられました。しかもその道具を自作
されたそうで、その出来栄えに関してもメンバーから称賛の声が。
どうやら昔テンヨー?でも同じような道具が発売されていたそうで、ただそれはあまり
良く出来た道具ではなかったみたいです。私は道具の存在すら全く知らず(^^;
仕組みの解説もしてくださったのですが、なるほど!という機構でした。人間心理の
盲点を上手く突いた、よくできたトリックでした◎

3位の赤松さんは、これまで何回か演じられているダイスとスティックの貫通マジック
をさらに改案されたバージョンを披露されました。ご本人は「やり過ぎやな(笑)」と
言われていましたが、個人的には今までの中で一番"貫通感"があったなぁと(^^)
まぁでもその分、道具手渡しの制限が増える気もするので、難しいところですね。


同じく3位だった私は、前述の通り、セルフワーキングトリックを演じました。
最初から堂々と手順書を置いておいて、観客に選んだカードを返してもらったらあと
はその手順書通りに進めるだけで誰でもできるという超簡単なトリックです(笑)
でも原理はマニア向けなので、逆にマニアの方が不思議かも?ですね。
とりあえず当初の目的であった入賞は果たせたので、こちらのトリックを『スベンガリ』
に予定通り掲載しようと思います。解説自体は2~3ページで終わりそうなので原理
の発見に使用した資料?も追加で載せようかと思っています。・・・間に合うかな(笑)

P.S.
【RRMCメンバーの方々へ】
これまでのRRMCの点数はWebで配信されています。 ⇒コチラからどうぞ!
(新サーバーのIDとパスワードは例会でお伝えした通りです)